講演会の詳細

2019年12月18日(水) 19:00~19:50 [開場 18:30 ]

がん治療医からみた がん治療とOICについて
群馬県立がんセンター 呼吸器内科 部長
今井 久雄 先生
がん疼痛治療におけるオピオイド鎮痛薬の役割は大きい。オピオイドを新規導入するタイミングは、緩和ケア病棟等の緩和治療専門医ではなく、抗がん薬治療などを行っているがん治療医によって決定されるのが現状である。
オピオイド鎮痛薬の主な副作用として、投与初期に悪心・嘔吐、眠気が挙げられ、反復投与時に便秘が挙げられる。 緩和ケアにおける便秘の原因は主として①がんによるもの、②薬剤性、③併存疾患の三つに大別されるが、薬剤性の中でもオピオイド誘発性便秘症(OIC: opioid-induced constipation)は2016年に診断基準が発表された。
OICはオピオイド誘発性消化管障害のひとつであり、オピオイド療法の開始時に『排便の習慣やパターンに排便頻度の低下・いきみを伴うようになる・残便感・排便習慣に苦痛を感じる』といった変化が現れるとされている。

ここ数年、OICを適応とするナルデメジンをはじめいくつかの新規薬剤が便秘に対して保険適用となった。
OICの発症頻度や対応など、がん治療とOICについて、がん治療医が概説する。

※ ご講演45分、質疑応答5分の予定です。
 

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12月19日(木)11:00〜
12月21日(土)21:00

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