講演会の詳細

2020年9月14日(月) 19:30~20:10 [開場 19:00 ]

もう迷わない! サインバルタの処方のポイント
中條整形外科医院 院長
中條 悟 先生
サインバルタ*投与のポイントは、まず慢性痛を理解した上での「適応の選択」、次に作用機序に基づいての「有効量への漸増」、さらに治療からの脱落を防ぐ「副作用への対処」を前提に患者に説明することである。中枢感作により変容した慢性痛はNSAIDsでは対処しにくく、下行性抑制系を賦活化させるサインバルタの効果が期待できる。これは抗うつ作用とは全く異なる機序によるもので、慢性疼痛治療ガイドライン、腰痛診療ガイドライン2019などの各種疼痛関連ガイドラインでは高い評価と推奨がなされている。サインバルタの投与に際しては通常の有効量である60㎎への増量を目指した上での効果判定が重要となる。一方で患者の状態や副作用等を考慮して時に時間をかけて漸増する。中途での脱落を防ぎ治療薬を有効量まで継続することが肝要である。

*デュロキセチンの疼痛に対する適応症は、「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症に伴う疼痛」「慢性腰痛症に伴う疼痛」「変形性関節症に伴う疼痛」です。

※ ご講演35分、質疑応答5分の予定です。
塩野義製薬株式会社 日本イーライリリー株式会社

講演会は終了しました。

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