講演会の詳細

2025年2月21日(金) 13:00~14:00 [開場 12:30 ]

ゾコーバ Web Conference
栗林医院 院長
栗林 景晶 先生
浜松医療センター 感染症管理特別顧問
矢野 邦夫 先生
講演1 「COVID-19診療でプライマリケア医の私が学んだこと」
[演者] 栗林 景晶 先生(栗林医院 院長)

2020年1月に本邦でコロナウイルス感染症2019(COVID-19)が発生して以降、感染は拡大してきた。2024年3月4日から18日までの間に日本赤十字社を訪れた献血者18,048名の残余検体の調査では、抗N抗体の保有率は64.5%と、国民のおおよそ3人に2人が既にCOVID-19に感染している。ワクチン接種、治療薬の開発や発熱外来の整備など宿主側の防御力の強化に加え、コロナウイルスが野生型からα株、δ株やオミクロン株に変異し弱毒化したことにより、COVID-19の重症化率は低下してきた。一方、60歳以上の感染者の季節性インフルエンザとオミクロン株の重症化率と死亡率は、それぞれ0.79%と2.49%、0.55%と1.99%とCOVID-19でより高い。また、COVID-19感染者の10-20%で、咳、嗅覚障害、味覚障害や倦怠感などの罹患後症状が遷延することが報告されており、高齢者や基礎疾患を有する者ではいまだ注意を要する疾患である。
本講演では、プライマリケア医である私がCOVID-19診療で学んだことを当院の診療経験を踏まえ紹介したい。

講演2 「COVID-19診療に関する最新の知見 ―CDCおよびWHOの情報を見て学んだこと―」
[演者] 矢野 邦夫 先生(浜松医療センター 感染症管理特別顧問)

COVID-19の発生当初は、感染すれば重症肺炎などを合併し、転帰が深刻でした。また、すべての人々には感染の既往がなく、ワクチンも接種していないことから、COVID-19に対する免疫を獲得していませんでした。さらに、効果的な治療薬やワクチンは利用できなかったことから、徹底的な感染対策が必要でした。しかし、現在のように「転帰が深刻ではない」「人々の免疫力が高い」「効果的な治療薬やワクチンが使用できる」といった状況では、それほど集中的な感染対策は求められなくなっています。ただし、それは治療薬やワクチンが適切に使用されるという前提です。特に、高齢者が罹患すれば、重症化しやすいことが知られています。それにも拘わらず、COVID-19治療薬の使用が加齢とともに減少しつつあるのが現状です。臨床現場はこの事実について向き合う必要があると思います。
COVID-19の感染経路についてですが、さまざまな分野の専門家が空気感染、飛沫感染、エアロゾル感染という用語をさまざまな状況において使用したことから、一般大衆が混乱しました。それに対する反省として、飛沫感染や空気感染という用語が消失することになりました。飛沫感染や空気感染は空気中を浮遊している粒子のサイズを直径5μmで2分していましたが、この2分法から脱却することになります。今後は「空気を介する伝播」という表現が用いられることになりそうです。

※ご講演各25分、質疑応答10分の予定です。
主催:塩野義製薬株式会社

講演会は終了しました。

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